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サニースタッフブログ

CCMについて

2021-03-27
カテゴリ:業務紹介
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皆さんこんにちは。開発係のAです。

少し寒さが和らぎ、過ごしやすい日が増えてきましたね。
ここ都城も桜がほぼ満開です。当社は近くに桜の名所が多く、この時期は通勤路も桜でいっぱいになるんですよ。写真は、会社近くの公園に咲いている桜です。
年度末でバタバタと忙しく過ごされている方も多いかと思いますが、新年度を晴れやかに迎えられるよう、残り数日頑張りましょう!


今回は、CCMについてお話します。

CCMとはComputer Color Matching(コンピューターカラーマッチング)の略称で、これまで人間が行ってきた調色作業をコンピューターにより数値的に処理するシステムのことです。

人間の目に相当する分光光度計とコンピューターで構成され、さらにベテランの知能に相当する基礎データを登録することによりコンピューターによる調色計算を行います。

このシステムを利用することで、熟練者でなくてもスピーディーかつ高精度な調色が可能になります。

サニー・シーリングでは約20年前からこのCCM技術を取り入れた調色を行っております。
◆調色とは
ここで、一旦調色についてお話します。
調色とは、インクを混ぜ合わせて望みの色を出すことです。
インクには、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の掛け合わせる割合を変えて表現するプロセスカラーと、
上記4色の掛け合わせでは表現できない色(蛍光色、パステルカラー、金、銀などを含む)を表現するために調合されるスポットカラー(特色)の2種類があり、
その特色を作成することを調色といいます。
◆CCMを取り入れた調色の手順
①製品ごとに登録されている製品コードをCCMシステムに入力します。
すると、その製品に使用されている特色のレシピが表示され、
目的の色を作るためにはどのインクとどのインクをどのくらいの割合で混ぜ合わせたらいいのか表示されます。
(以下の画面は参考です。)
②表示された処方量の通りに量り取り、練り合わせます。

③実際の印刷に使用される基材に練り合わせたインクをつけてみて、製品見本の色と差異がないか人の目でもチェックを行います。
④チェックを通ったインクを缶やパックへつめ、印刷オペレーターへ届けます。

上記①~④の流れで、弊社内にて特色作成をしております。

大ロット製品の場合は大量のインクを調色しなければならないため、個別にインクメーカーへ特色インキ作成を依頼することもあります。


また、新規の製品の場合は既存のデータがないためお客様からいただいた図面の色を測色機で読み込み、
下記①~③の手順で新たにデータを作成します。

① 測色機で色を読み込み、使用されているインキの予想候補とその割合を算出します。


② 実際に調色すると微妙に異なる場合もあるため、算出されたものを参考に、割合を微調整しながら調色して目的の色を出します。

③ 色が完成したら、次回注文時にも再現できるようそのデータを登録します。

②のように、特に新規製品の場合はコンピューターシステムの通りにただ調色すればいいわけではなく、色のプロとしての経験も重要になっています。

また、インクの状態と印刷後の乾燥状態では微妙に色の出方が違う場合もあり、乾燥状態での発色までを考えて配合の割合を微調整することもあるそうで「そこまで逆算して調色をしていたのか!」とプロの技術に驚きました。

以上のように、弊社ではお客様の希望される色を再現するためにCCMを早期に導入し、製品の高品質化に繋げています。

ラベルのご用命、ご質問などがございましたらこちらからお気軽にお問い合わせください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。


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