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サニースタッフブログ

印刷手法についてのご紹介 第1回

2021-05-31
カテゴリ:業務紹介
皆さんこんにちは。開発係のAです。
ゴールデンウィークはどうお過ごしでしたか?
私は都城に隣接する三股町にある長田峡という峡谷へ行きました。
人も少なく、空気も澄んでいてマイナスイオンをたっぷり浴びることができました。

新型コロナウイルスの拡大により遠出はできませんが、感染対策を行いつつ近場でリフレッシュできていい休日となりました。

さて、今回は印刷手法についてご紹介します。
主な印刷手法には、版を使用する方法には凸版(とっぱん)印刷、凹版(おうはん)印刷、平版印刷、孔版(スクリーン)印刷の4種類があります。また、デジタル印刷としてオンデマンド印刷があります。

弊社が採用している印刷手法は凸版印刷、孔版(スクリーン)印刷、オンデマンド印刷になりますが、
他の印刷手法も合わせて今回と次回の記事の2回に分けてお話させていただきます。
この記事が印刷についてご興味をいただく一助となれば幸いです。
◆凸版印刷
凸版印刷とは、複製したい部分を凸状にしてインクをつける印刷手法です。
印鑑の原理と同じだと考えていただくと想像しやすいと思います。

凸版印刷は、凸部の周辺のインキ被膜が厚くなるため力強い画線部(マージナルゾーン)が得られ、文字の輪郭が鮮明になります。
さらに、主に樹脂の版を使用するため柔軟性に富み、段ボールなどの少し凸凹した素材にも対応できることがメリットです。
デメリットとしては、細い絵柄や線の再現にはあまり向かないことなどが挙げられます。

凸版印刷は主にシール・ラベル、名刺、帳票、段ボールへの印刷によく用いられます。
◆凹版印刷
凹版印刷は、凸版印刷の真逆で、複製したい部分をくぼませてその部分にインクをつける印刷手法です。

緻密な線を再現するのに適しており、凸版印刷や平版印刷では印刷しづらい素材も印刷できるというメリットがあります。また、金属の版を用いるため耐久性がとても高く大ロット印刷に適しています。
デメリットとしては、版代が高価になってしまい、小ロット印刷には向かないことなどが挙げられます。

主に写真集、美術書、プラスチックフィルム、軟包装材料、建材などの印刷によく用いられます。
◆平版印刷

平版印刷は、水とインキ(油)がはじきあう原理をいかした印刷手法です。平らな板に化学的にインクが付く部分(親油性)とインクがつかない部分(親水性)を作り、版全体にインクを乗せると、インクは油性のため親油性の部分にのみインクが乗り、親水性の部分には乗りません。この原理を利用することで、鮮明な印刷が可能になります。



さらに、凸版印刷や凹版印刷はインキを直接紙などの被印刷物に転写して印刷しますが、
平版印刷の代表例であるオフセット印刷では版のインキをいったんゴムや樹脂に転写してから、
それを被印刷物に転写して印刷するため版が直接被印刷物に触れず版の摩耗が防げ、大量生産を短時間で行えるというメリットがあります。
デメリットとしては、小ロットでは単価が割高になってしまうことなどが挙げられます。

主に新聞、ポスター、カレンダー、折り込み広告、書籍などの印刷によく用いられます。
◆網点
こちらの写真は左が凸版印刷で印刷されたもので、右がオフセット印刷によるものです。
それぞれの青色の部分を拡大してみると小さなドットが見えます。このドットのことを網点といい、
ただの青色に見える部分も青だけでなくピンクや白の網点の集まりで表現されていることが分かります。
今回は、3つの印刷手法についてお話しました。
次回は孔版(スクリーン)印刷、オンデマンド印刷についての記事になります。

ラベルのご用命、ご質問などがございましたらこちらからお気軽にお問合せくださいませ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。


※今回の記事は以下書籍を参考にさせていただきました。
カラー図解 印刷技術入門/株式会社 印刷学会出版部
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