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【仕様検討の実例紹介】極小サイズ・耐薬品仕様の透明シールは対応できるか?2色刷り・高精度案件のご相談事例

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仕様検討事例「透明・極小・耐薬品」のアイキャッチ

これは、サニー・シーリングに実際に寄せられたお問い合わせをもとにした、仕様検討の実例紹介です。

透明素材・極小サイズ・耐薬品性。2色刷り・面付指定あり。と複数の条件が重なった、やや難しい難易度の高い案件でした。一見すると「小さな透明シールを作るだけ」のように見えますが、実際には印刷精度・加工精度・素材選定まで、慎重な検討が必要な内容です。
今回は、このご相談をもとに、弊社で行った検討ポイントと対応内容をご紹介いたします。

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実際に合ったご相談内容

お問い合わせ内容は、次のようなものでした。

【シール仕様】
・透明シール
・表面ラミネートあり(光沢)
・耐薬品性が必要

【シールサイズ】
A. 9.2×6.2mm
B. 11.2×8.2mm

【台紙仕様】
・名刺サイズ~はがきサイズ程度
・1枚の台紙にA,Bをそれぞれ8個ずつ配置

【数量】
A,B 各1250枚(合計2500枚)

【印刷】
・2色刷り(黒+マゼンタ想定)
・色サンプルあり

サイズは10mm前後と非常に小さく、しかも透明素材・耐薬品性・2色刷りという条件が重なった仕様です。「この条件で問題なく製作できるかどうか」を確認したい。というご相談でした。

このご相談で最初に確認したポイント

今回の案件では、いきなり「対応可能です」とお答えするのではなく、まず仕様を整理するところから対応を始めました。弊社では、仕上がり品質や量産時の安定性を重視し、初期段階で次の点を重点的に確認します。
現行品(透明シール)を並べて仕様検討している様子

1. 印刷公差とカット精度の条件

お客様から「カット公差 ±0.5mm」という条件をいただいていました。

極小サイズでは、
  • 印刷の見当ズレ
  • カット位置のわずかなズレ
が、そのまま仕上がり不良につながります。

特に2色刷りの場合、色ズレが発生すると非常に目立ちやすいため、

  • 2色刷り時の印刷公差も±0.5mmで問題ないか
  • カットと印刷位置の関係はどこまで許容できるか
を最初に確認しました。

2. 現行品サンプルと仕様情報の確認

耐薬品性や仕上がりの基準は、文章だけでは正確に把握できないことが多くあります。

そこで、
  • 現在使用されているシールのサンプル提供
  • 可能であれば図面や仕様書の共有
をお願いしました。

実物を確認することで、
  • 必要な耐薬品レベル
  • 透明度やラミネートの質感
  • 印刷精度の基準
を正確に把握することができます。

3. 試作対応を前提とした進め方

今回の仕様では、いきなり量産に入るよりも、試作で仕上がりを確認してから本生産に進む方が安全と判断しました。

そのため弊社では、
  • 試作見積の作成
  • 試作条件の整理
  • 量産時の再現性確認
を前提とした進行をご提案させていただきました。

この仕様で起きやすいトラブル

小さな透明シールに印字のズレが発生しているイメージ画像
印字のズレが発生しているイメージ画像
極小サイズ・透明・2色刷り・耐薬品仕様では、次のようなトラブルが起きやすくなります。

  • わずかな色ズレが目立ってしまう
  • 抜き位置がズレて印刷が欠ける
  • 透明素材のため、ズレやムラが非常に目立つ
  • 耐薬品性が不足し、後から印刷やラミネートが侵される

「作れる」だけで進めてしまうと、量産後に「使えない」「品質基準に合わない」となるケースも少なくありません。

今回の対応について

今回の案件では、

  1. 印刷公差とカット精度の事前確認
  2. 現行サンプルおよび仕様情報の確認依頼
  3. 試作見積の作成と条件整理

という形で、段階的に仕様を詰めていきました。
試作を前提とした検討を行い、仕上がり品質をご確認いただいたうえで、最終的に受注につながっています。

まとめ:極小・透明・耐薬品シールで失敗しないために

今回のような仕様では、「作れるかどうか」よりも「安定して使えるかどうか」が重要です。特に次の3点は、事前に必ず整理しておく必要があります。

印刷精度とカット精度の許容範囲

小さなサイズほど、わずかなズレが品質低下につながります。公差条件は必ず事前に確認が必要です。

実際の耐薬品条件

薬品の種類や接触時間によって、適した素材・インキ・ラミネートは大きく変わります。

現行品や試作による事前確認

文章だけで仕様を決めるのは危険です。現物確認と試作は、トラブル防止に非常に有効です。

近い内容で検討中の方へ

今回のようなご相談は、

  • 仕様がまだ固まっていない状態
  • 公差や材料がよくわからない状態
  • 「できるかどうか」からご相談したい場合

でも問題ありません。

サニー・シーリングでは、極小サイズ・透明素材・耐薬品仕様・高精度案件など、難易度の高いご相談にも、仕様検討の段階から対応しています。使用環境や現行品の情報だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。
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