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サニースタッフブログ

複合加工課の高品質へのこだわり

2024-07-17
現在の製品とその挑戦
サニーシーリングの複合加工課では、車載部品や家庭用ゲーム機向け部品,光学部品などの精密加工をおこなっています。当社の同事業は20数年の歴史がありますが、近年は技術的、品質的に難易度が非常に高い製品が多くなってきています。私たちは、さらなるレベルアップを目指し、素材やジグ、設備に関する知識を深めたり、工程・工法の改善に取り組んだりしてしています。
厳しい寸法管理
複合加工課では、標準で寸法精度±0.1~0.2mm、ときには数十ミクロンオーダーでの厳しい寸法基準をクリアしなくてはなりません。試作の数回のみこれらを達成することができても、量産で維持管理できなければ意味がありません。私たちの強みは、「加工技術+品質管理」にあると思っています。

さらにはコスト管理も大事です。弊社で取り扱う材料は非常に高価な物が多く、少しでも無駄にすることは出来ません。そのため、実際に稼働を始める前の測長(寸法計測)に始まり、稼働中の細かなチェックに至るまで徹底し、ロス率を抑えつつ高精度での量産が可能な体制を常に整えています。
また、量産の管理はもちろんですが、それ以上に「量産前の検証」が重要です。設計段階でのデザインレビューや加工図の検討、FMEA等含め、慎重かつ丁寧に準備を進めます。ただし、机上の議論だけでうまくことが運ぶわけではありません。私たちは、「まずはやってみて、形にする」ことをモットーに、難しい案件であってもまずはトライします。試作、検証、開発のトライ&エラーを重ね、お客様の求める仕様を具現化しています。このように、お客様のニーズに応えながら技術を磨き続けていることが、おかげさまで継続的にチャレンジングな案件をいただくことにつながっているものと思います。
他社に先駆けたシステムと効率的な作業
複合加工課に限らず、当社は全体的にIT化(DX化)が進んでいるため、効率よく仕事ができる環境にあります。過去には、管理者や技術担当者が現場の加工状況やトラブルを把握しきれず、現場では問題を抱えたまま作業を続ける…といったようなこともありました。現在では、LINEWORKSなどのコミュニケーションツールが全社的に導入され、メールや内線に頼っていた時代とは比較にならないくらい、早い(速い)フィードバックや情報共有ができるようになりました。また、ノーコードのグループウエア、Kintoneを活用し、管理者はもちろん、一般社員でも業務改善に役立つアプリを開発できるようになりました。これにより、従来手作業でおこなっていた計算の自動化や、品質情報のデータベース化なども実現しています。高品質なものづくりのためには、「効率性」も重要です。今は、「省人化、自動化」をキーワードに各社がしのぎを削っている時代です。そのため、ものづくりにおいてもDXは重要であり、私たちは常にシステムを活用したものづくりを模索しています。
今後の展望
近い将来、さらに効率的かつ高品質な製造体制の構築を目指しています。今期から製造開発部という新しい部門も立ち上がりました。ロボット化やデジタル化も含め、新たなものづくりに取り組んでいます。これまで複合加工で培ってきた技術知見とこれらの新しい技術を組み合わせ、よりお客様のご期待に応えられるよう努力してまいります。
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