サニースタッフブログ
品質保証課が語る!”認知”から”理解”へ。品質意識向上への取り組み
2024-07-29
こんにちは、品質保証課のIです。猛暑の夏、皆様いかがお過ごしでしょうか。弊社が工場を構える宮崎県都城市では、最高気温35℃を記録しました。非常に強い日差しと窓際から聞こえるセミの鳴き声から、本格的な夏の到来を感じています。今年の夏も長く暑い日が続くようですので、皆さん、熱中症などには十分お気を付けください。
さて、今回は私たち品質保証課の取り組みの一つである「品質配信」についてご紹介いたします。品質配信は、私たち品質保証課が品質に対する意識改革の働きかけとして、2年前から始めた取り組みです。具体的には、製造現場を巡回、観察し、その中で気になったポイントをレポートにまとめて、社内グループウェアなどを通して配信・紹介しています。
品質に対する意識の差
当社では、創業以来「高品質なものづくり」をモットーとして掲げ、社員教育にも力をいれています。今回ご紹介する品質配信も、その取り組みの1つとしてスタートしました。この配信を開始した2年前は、品質に対する意識が部署によって異なるという状態でした。直接製品を扱う製造部門と間接部門とでもとらえ方が異なりますし、部署やグループ、個人によっても意識の差があったように思います。
5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)の清掃について例に挙げます。品質保証の目線では「誰がやっても同じ綺麗な状態を”維持”すること」ですが、部署によっては単に「掃除すること」が目的になっているようにも感じました。これまでも5Sに関する周知は何度もおこなっていましたが、人によっては発信者の意図と異なるニュアンスで受け取られていると気づいたのです。社員一人ひとりが「自分の仕事の後ろ(後工程)には、他の人の仕事が待っている」という意識を持たない限り、本当の意味での高品質なものづくりはできません。品質配信の際は、認知だけでなく、”理解”してもらうことを心がけ、丁寧に資料を作成しています。
5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)の清掃について例に挙げます。品質保証の目線では「誰がやっても同じ綺麗な状態を”維持”すること」ですが、部署によっては単に「掃除すること」が目的になっているようにも感じました。これまでも5Sに関する周知は何度もおこなっていましたが、人によっては発信者の意図と異なるニュアンスで受け取られていると気づいたのです。社員一人ひとりが「自分の仕事の後ろ(後工程)には、他の人の仕事が待っている」という意識を持たない限り、本当の意味での高品質なものづくりはできません。品質配信の際は、認知だけでなく、”理解”してもらうことを心がけ、丁寧に資料を作成しています。
品質向上に向けた新たな取り組み
品質配信の他にも、製品の精度を安定して出すための作業工法の見直しや、作業フローの変更など、高品質を維持するための取り組みを行っています。近年では、測定値などの情報をスムーズに共有できるよう、ITツールの活用も進めています。測定依頼から測定値に至るまでのプロセスと記録を共有し、「見える化」を図ることで、業務スピードも効率も向上しました。また、素早いフィードバックも可能となり、材料のムダや待ち時間も削減することが可能になるなど、コスト削減にも貢献できています。
最後に
品質保証課は各部署へ厳しい要求をすることも多く、ある意味”嫌われ役”になりがちですが、私はそれでいいと思っています。今後も私たち品質保証課が品質の「最後の砦」となって、お客様に満足していただける製品を提供できるよう努めていきたいです。また、私たち品質保証に関わる者はもちろん、社員全員が自分の仕事に対して責任を持てるように、情報発信や啓蒙活動も併せておこなっていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。