サニースタッフブログ
異動を成長につなげる心構え
2024-11-08
私は入社して25年、営業や製造など様々な部署に異動させていただき、多くの経験を積むことができました。振り返れば、これらの経験は多くの学びを得る良い機会だったと感謝しています。しかし、異動を命じられる度に「新たな場所でうまくやっていけるのか…」という不安が常にありました。
そんな不安がある中で、『ある要素』を自分の仕事に取り入れてからは、異動先でもなんとか業務をこなせるようになったと実感しています。今回のブログでは、私が大切にしている仕事への考え方や取り組み方について紹介していきます。
そんな不安がある中で、『ある要素』を自分の仕事に取り入れてからは、異動先でもなんとか業務をこなせるようになったと実感しています。今回のブログでは、私が大切にしている仕事への考え方や取り組み方について紹介していきます。
部署が変わったとしても自分の力を発揮し、結果を残せるようになったのは「守破離」の考え方を取り入れてからです。「守破離」とは剣道や茶道など、修行における段階を体制化したものになります。
「守」とは、師の教え・技・型を忠実に守り、身に着ける段階。
「破」は他の師の教えについても考え、良いところを取り入れて発展させる段階。
「離」は一度現状から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
この「守」「破」「離」の段階を踏むことで、技を上達させていくというものです。
「守」とは、師の教え・技・型を忠実に守り、身に着ける段階。
「破」は他の師の教えについても考え、良いところを取り入れて発展させる段階。
「離」は一度現状から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
この「守」「破」「離」の段階を踏むことで、技を上達させていくというものです。
私は、この「守破離」の考えで仕事をこなすようにしています。私が「守」の大切に気付いたのは、製造から営業に異動になった時でした。先輩から一通りのOJTは受けたのですが、思うように売上を伸ばせず、予算ギリギリの状況が続きました。そんな中、取引先のトップ営業のAさんと話をする機会があり、その方に売上をどうしたら伸ばせるのか思い切って聞いてみました。Aさんは私に、「業界の構造・トレンド」「ユーザーの事業展開・開発情報」「競合他社の技術力・戦略」等の情報を元に営業活動を組み立てると上手くいく・・と教えてくださいました。
「情報収集し活用する」・・なんだかかっこいい言葉の響きに、私も実践してみよう!と真似したことが「守」の始まりでした。師となる方の考え方や行動を忠実に真似て、その人に近づけるように実践し続けました。完璧に行動を真似するためには、多くの時間とネットワークが必要であり、一筋縄ではいきませんでした。しかし、それでも真似を続けることで、営業活動で得られた情報が少しずつ役に立つようになり、結果的に売上を伸ばすことができるようになりました。うまくいっている方の行動を真似してみることの大切さに気付く、非常に良い経験でした。
「情報収集し活用する」・・なんだかかっこいい言葉の響きに、私も実践してみよう!と真似したことが「守」の始まりでした。師となる方の考え方や行動を忠実に真似て、その人に近づけるように実践し続けました。完璧に行動を真似するためには、多くの時間とネットワークが必要であり、一筋縄ではいきませんでした。しかし、それでも真似を続けることで、営業活動で得られた情報が少しずつ役に立つようになり、結果的に売上を伸ばすことができるようになりました。うまくいっている方の行動を真似してみることの大切さに気付く、非常に良い経験でした。
「破」の段階を体験したのは、営業から製造の管理部門に異動になった時でした。営業への異動の際に学んだ考え方を活かし、まずはコンサルティングのTPS(トヨタ生産方式)アドバザーの指導をそのまま真似しました。模倣して実践したことで、TPSに関する基本的な考えを理解することはできたものの、TPSと当社の生産工程がうまくかみ合わず、TPSを使うことができませんでした。そこで「破」の考え方を取り入れることにしました。
TPSの全てを活用するのではなく、優れた部分を「いいとこどり」してみた結果、作業標準時間を設定することができました。まだ調整段階ですが、この標準時間の設定によってさらに生産計画の精度が向上しそうです。
TPSの全てを活用するのではなく、優れた部分を「いいとこどり」してみた結果、作業標準時間を設定することができました。まだ調整段階ですが、この標準時間の設定によってさらに生産計画の精度が向上しそうです。
現在、私は新たな部署「製造開発部」に異動になったばかりで、まだ「守」の段階ではあります。まずはこれまでと同様に、部署の在り方や仕事の概念を徹底的に学びたいと思います。その上で異業種の方との交流やセミナー、研修等を通じて、自分だけの強みや方法を見つける「離」の段階へ進んでいきたいと考えています。「守破離」のステップを一つずつ踏み上げ、サニー・シーリング独自の新しい製品や機能が次々と開発される環境を作っていきたいです。