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サニースタッフブログ

サニーシーリングの試作体制について

2023-05-26
カテゴリ:業務紹介
オススメ
みなさん、こんにちは。製造部複合加工課のNです。
早いものでもう少しで今年も半分。今年は年初から多くの仕事が入り、慌ただしさを感じていたところでした。ただ、忙しさを乗り切ったご褒美があった?というのでしょうか、先日製品を納入させていただいたお客様から、「サニーシーリングは試作から量産まで、対応が丁寧で助かる」という声を頂くことができました。やはり頑張っていたことを褒められるというのは嬉しいことですね。

実際に弊社では、試作の段階から量産時の品質も考えた生産体制を整えることを意識しています。しかし、具体的に何をしているのかを伝える場はこれまでなかったかと思います。

そこで、お客様に満足した頂けるために行っている工夫。その中でも今回は、最初のステップである「試作」にフォーカスを当てて、サニーシーリングの取り組み・体制を発信していこうと思います。

先を見据えた試作体制
私たちが、試作段階で特に注意している点としては「問題点を全て潰しこむこと」です。試作段階ではなんとか完成したけれど、量産時は安定するかな…。といった不安要素を残すことは致しません。先の量産加工まで視野に入れて生産工程や体制作りを考えています。

具体的には、試作で判明した各工程の注意点・刃圧・材料テンション等の細かな情報を、所定のフォームに落とし込んでいます。記入された情報を見ることで、誰でも同品質の製品が作れるようになっています。また、台紙の色に合わせたテープ色の変更を行うなど。検査の際に起こりうるヒューマンエラー対策も試作段階から行っています。

試作品制作における成功への道程
試作品の制作はいつも順調な訳ではありません。使用する材料の特性、形状が特殊になると加工の難易度は格段に跳ね上がります。最近あった案件だと、GELの加工が非常に困難を極めました。通常加工する材料とは異なり、転写が上手くいかないなど。試作初期段階から数多くの問題点が出てきましたが、挑戦することは辞めませんでした。部署を越えて意見を出し合い、試行錯誤を繰り返しながら一つずつ問題を解決し、最終的な量産加工時には、加工性・品質。共に問題なく対応することができました。

弊社の一つの強みであると思いますが、技術難易度の高いものであったとしても、全スタッフが諦めずに一丸となって、お客様の要望に応える体制は非常に整っています。そのため、大変ありがたいことに「サニーさんしか出来ない」と、同業者様から加工の依頼を受けることも多いです。

これからの試作体制について
やはり私たちは、これからも今までと変わらず、お客様が安心して使用してもらえる高品質な製品を作成していきたいと思っています。試作段階から「誰が担当しても、常に安定した製品が作れる」ように、脱属人化に向けた工夫を続けていきます。

また、使用する材料も生産する製品も一昔前より更に多種多様になってきていると感じているので、時代の流れに遅れず更に加工の技術をレベルアップさせて先進的な技術の確立ができる様これからも取り組んでいきたいです。
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