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サニースタッフブログ

シールができるまで

2021-01-27
カテゴリ:業務紹介
皆さんこんにちは。開発係のAです。
今回も当ブログをご覧いただきありがとうございます。
2021年がスタートしましたね。
本年も皆さまのお役に立つ記事をアップしていきたいと思います。2021年もぜひよろしくお願いいたします。

さて、今回はシールができるまでの工程をご紹介します。
シールといえば、キャラクターシール・商品説明ラベル・注意喚起表示ラベル・ラッピング用シールなど身近に多く利用されていますが、製造工程についてはご存じない方が多いのではないでしょうか?今回の記事で少しでもシールの製造工程について知っていただけたら、弊社社員として嬉しく思います。 
◆版作成
まず、お客様のイメージ通りのデザインに校正をし、版と呼ばれる型を作成し、ご依頼の印刷内容を反映させます。
版は1色に対し1つ必要になるため、印刷に3色使用されている場合3つの版が必要となります。版に汚れや異物が付着していると印刷に反映されてしまうため、念入りにチェックを行って印刷工程に引き継ぎます。版作成担当によると、版の仕上がりで印刷の出来が8割決まるといわれており、大変なプレッシャーだそうです(笑)。
◆印刷
作成した版を機械にセットし、淡い色から順に印刷していきます。濃い色の影響を受けないようにするために、淡い色から印刷しています。温度や湿度によってインクの硬さが変化して色の出方が変わるため、微調整を行いながら見本通りに色を再現するのがオペレーターの腕の見せ所です!
◆チェック
印刷が正確に行われているか、以下5つの工程にてチェックを行います。
それぞれの工程で、認定を受けた専門の検査員が厳しいチェックを行っております。
ラベルは身近で気軽に使用してきたものだったため、「こんなに厳しい検査を経て出荷されるものなんだ!」と入社当時は大変驚きました。
①印刷内容の確認
ラベルがデザインデータと相違なく印刷されているか、専用のソフトで確認します。
②色の確認
色が見本通りに発色されているか、色差計にて確認します。
③位置ずれや印刷抜けの確認
位置ずれや印刷抜けなどが発生していないか、ポジフィルムと呼ばれる製品とまったく同じ印刷をしたフィルムを重ねて確認します。
④専用検査機にて全数検査
①~③の抜き取り検査に加え、最終工程として専用のラベル検品機にて全数検査を行います。ゴミの付着やラベルの抜け、印刷欠けなど、細かい不具合も見逃さず、不良品の排除を行っております。
⑤寸法測定
より細かい精度での寸法管理が求められるラベルにつきましては、画像測定機にてmm単位での寸法公差測定を行い、寸法が基準値内か確認します。
◆出荷
厳しい検査を合格したラベルを丁寧に梱包し、お客様へお届けします。


以上のように、サニー・シーリングではいくつもの工程を経て出来上がった高精度・高品質なラベルを、お客様のもとへお届けしております。
ラベルのご用命、ご質問などがございましたらこちら
からお気軽にお問合せくださいませ。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。 
 
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