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サニースタッフブログ

スタッフブログ

こちらのブログでは、弊社の開発品紹介・各種測定機器紹介・シール、ラベルについてのお役立ち情報などをご紹介していきます。

弊社開発品『耐熱再剥離ラベル』のご紹介

2021-04-22
カテゴリ:製品紹介
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皆さんこんにちは。開発係のAです。
新年度が始まりましたね。当社では、新卒3名・中途3名の新入社員を迎えました。
初々しくフレッシュな様子を見て、自分が新卒の頃を思い出して懐かしい気持ちになりました。
サニー・シーリングでは随時社員の募集を行っておりますのでご興味がありましたらこちらのページも併せて読んでいただけますと幸いです。



今回は弊社開発品『耐熱再剥離ラベル』についてご紹介いたします。
耐熱再剥離ラベルとは高温環境下でも粘着を保持でき、更に再剥離性も併せもつラベルのことです。
特殊な用途向けの製品になりますが、半導体製造プロセスやプリント基板製造工程など、耐熱性や耐溶剤性が特に要求される過酷な環境下での生産管理、物流管理用バーコードラベル、表示用、マスキング用などの用途にご使用いただけるラベルになります。
◆耐熱再剥離ラベルの特長①
高温環境に対する高い耐性を持つ。


こちらは高温試験後の通常ラベルと耐熱再剥離ラベルの比較写真になります。
通常ラベル(左)は高温の影響により、基材が縮んでしまっていますが、耐熱再剥離ラベル(右)は高温による影響を受けておりません。



弊社内で実施した耐熱試験において、250℃環境下で150秒間の加熱を行っても大幅な剥離力の変化や、
層間剥離(ラベルを剥がそうとするとラベル表面の層だけが剥がれ、粘着面に薄い層が残ってしまうこと)、
糊残りなどの異常がないことを確認しております。
※上記は保証値ではなく、実験値であることをご了承ください。


◆耐熱再剥離ラベルの特長②
再剥離性を持ち、従来の耐熱ラベルより安価。

弊社では以前から”耐熱ラベル”を幅広く製造・販売させていただいておりますが、再剥離性はなく、かつ一般的なラベルと比較すると高価な価格帯になります。
この度、当社では、新たに再剥離性を付与し、さらには従来品と比較してより安価な材料で開発・製造することに成功しました。

「工程中では識別ラベルを使用したいけど、最終的には剥がして出荷したい・・・。更に安く済めば嬉しい。」といったお客様のニーズにお応えできます。
※写真は開発段階の製品イメージになりますので、ラベル形状などはお客様のご希望に沿って変更致します。
◆耐熱再剥離ラベルの特長③
糊残りしない。

通常のラベルは、高温で加熱すると粘着剤が柔らかく変化しベタついて綺麗に剥がすことが難しくなってしまいます(写真左側)。
しかし、耐熱再剥離ラベルは、粘着剤が劣化しないため糊残りせず綺麗に再剥離することが可能です(写真右側)。



耐熱限界を調べるため高温槽を用いて実験を行っておりましたので、日々暑さに耐えながらなんとか完成に至りました。
その甲斐あって、「高温環境下でもラベルを使いたいが、適したものがない」とお悩みであったお客様にお役立ていただける製品となりました。

また、クリーン環境にて製造を行っており、品質の面でも安心してご使用いただけます。
(写真はイメージです。)



「耐熱性、再剥離性、クリーン対応、リーズナブルプライス」など、従来にない、当社が自信を持ってお勧めできる新しいラベルとなります。現在、某ユーザー様においては最終テストの段階まで進めていただいております。その結果を受け、最終のアレンジを加える可能性はございますが、ユーザー様の用途や環境によっては現行品でもお使いいただける可能性が高く、かなりいい製品に仕上がってきていると感じております。

「耐熱再剥離ラベル」にご関心がありましたら、ぜひお気軽にお問合せくださいませ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。


CCMについて

2021-03-27
カテゴリ:業務紹介
皆さんこんにちは。開発係のAです。

少し寒さが和らぎ、過ごしやすい日が増えてきましたね。
ここ都城も桜がほぼ満開です。当社は近くに桜の名所が多く、この時期は通勤路も桜でいっぱいになるんですよ。写真は、会社近くの公園に咲いている桜です。
年度末でバタバタと忙しく過ごされている方も多いかと思いますが、新年度を晴れやかに迎えられるよう、残り数日頑張りましょう!


今回は、CCMについてお話します。

CCMとはComputer Color Matching(コンピューターカラーマッチング)の略称で、これまで人間が行ってきた調色作業をコンピューターにより数値的に処理するシステムのことです。

人間の目に相当する分光光度計とコンピューターで構成され、さらにベテランの知能に相当する基礎データを登録することによりコンピューターによる調色計算を行います。

このシステムを利用することで、熟練者でなくてもスピーディーかつ高精度な調色が可能になります。

サニー・シーリングでは約20年前からこのCCM技術を取り入れた調色を行っております。
◆調色とは
ここで、一旦調色についてお話します。
調色とは、インクを混ぜ合わせて望みの色を出すことです。
インクには、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の掛け合わせる割合を変えて表現するプロセスカラーと、
上記4色の掛け合わせでは表現できない色(蛍光色、パステルカラー、金、銀などを含む)を表現するために調合されるスポットカラー(特色)の2種類があり、
その特色を作成することを調色といいます。
◆CCMを取り入れた調色の手順
①製品ごとに登録されている製品コードをCCMシステムに入力します。
すると、その製品に使用されている特色のレシピが表示され、
目的の色を作るためにはどのインクとどのインクをどのくらいの割合で混ぜ合わせたらいいのか表示されます。
(以下の画面は参考です。)
②表示された処方量の通りに量り取り、練り合わせます。

③実際の印刷に使用される基材に練り合わせたインクをつけてみて、製品見本の色と差異がないか人の目でもチェックを行います。
④チェックを通ったインクを缶やパックへつめ、印刷オペレーターへ届けます。

上記①~④の流れで、弊社内にて特色作成をしております。

大ロット製品の場合は大量のインクを調色しなければならないため、個別にインクメーカーへ特色インキ作成を依頼することもあります。


また、新規の製品の場合は既存のデータがないためお客様からいただいた図面の色を測色機で読み込み、
下記①~③の手順で新たにデータを作成します。

① 測色機で色を読み込み、使用されているインキの予想候補とその割合を算出します。


② 実際に調色すると微妙に異なる場合もあるため、算出されたものを参考に、割合を微調整しながら調色して目的の色を出します。

③ 色が完成したら、次回注文時にも再現できるようそのデータを登録します。

②のように、特に新規製品の場合はコンピューターシステムの通りにただ調色すればいいわけではなく、色のプロとしての経験も重要になっています。

また、インクの状態と印刷後の乾燥状態では微妙に色の出方が違う場合もあり、乾燥状態での発色までを考えて配合の割合を微調整することもあるそうで「そこまで逆算して調色をしていたのか!」とプロの技術に驚きました。

以上のように、弊社ではお客様の希望される色を再現するためにCCMを早期に導入し、製品の高品質化に繋げています。

ラベルのご用命、ご質問などがございましたらこちらからお気軽にお問い合わせください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。


弊社開発品『耐溶剤ラベル』のご紹介

2021-02-24
カテゴリ:製品紹介
皆さんこんにちは。開発係のAです。
寒い日が続いていますね。先日は宮崎でも少しだけ雪が降りました。
こちらの写真を見ていただくと「これだけしか降ってないの?」と感じるかと思いますが、うっすらと積もるだけでもかなり珍しいことで、小さい頃は雪が降ると嬉しかったものです。
でも最近は、冷え込みが厳しくなるので憂鬱に感じ、大人になったなぁと思います(笑)。
皆様も体調を崩されませんよう、ご自愛ください。

さて、今回は弊社開発品の紹介をさせていただきます。
第3回のブログでは超低温ラベルのご紹介をしましたが、今回は『耐溶剤ラベル』についてご紹介します。

臨床検査・病理検査では、スライドガラスに採取した細胞を顕微鏡下で観察します。
スライドガラスに付着させた細胞は、パラフィンで包埋(ほうまい)されており、この包埋過程及び細胞染色過程でキシレン、アセトン、アルコール、ホルマリンなどの溶剤が使用されます。これらの溶剤はラベルの粘着剤を溶かす性質があるため、臨床検査・病理検査の現場では「印字が消える」「ラベルが剥がれる」といったリスクを避けるため工程管理用バーコードラベルはほとんど使用されず、手書きによる検体情報管理をせざるを得ませんでした。

そのためヒューマンエラーが起こるリスクが高く、「溶剤に強いラベルが欲しい」との要望 を複数のお客様よりいただいておりました。 その要望にお応えし、日々検査を行う臨床検査技師の方々の心理的負担を軽減すべく開発したのが『耐溶剤ラベル』です。
◆耐溶剤ラベルの特長①
さまざまな溶剤・薬品耐性をもつ。

以下の一覧が、当社にて粘着耐性を確認した溶剤・薬品になります。
医療業界だけでなく、自動車業界、塗装・めっき業界、化成品業界などに利用される溶剤・薬品にも耐性を持ち、ラベルが剥がれることなく様々な分野でご活用いただけます。
(こちらの一覧は保証ではなく、弊社の実験結果であることをご了承ください。)
◆耐溶剤ラベルの特長②
印字内容が損なわれない。

通常のラベルは、臨床検査・病理検査における溶剤による浸漬・染色工程で、
印字が消えてしまったり、印字内容が損なわれてしまい検体情報の読み込みが行えなくなってしまいます。
しかし、耐溶剤ラベルは長時間キシレンに浸漬させても印字は消えません。
また、染色液によって印字内容が損なわれて検体情報の読み込みが行えないといったこともありません。

バーコードやQRコードでの検体情報管理が可能になることで、トレーサビリティの確保とヒューマンエラーのリスク軽減につながります。

完成するまでの6年間さまざまな基材、粘着剤、プリンターのリボンの組み合わせを試し、実際の医療現場へ持ち込み耐性試験を行いました。その成果が実り、現在たくさんの医療・研究機関に御引き合いをいただいております。

耐溶剤ラベルにご関心がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。



シールができるまで

2021-01-27
カテゴリ:業務紹介
皆さんこんにちは。開発係のAです。
今回も当ブログをご覧いただきありがとうございます。
2021年がスタートしましたね。
本年も皆さまのお役に立つ記事をアップしていきたいと思います。2021年もぜひよろしくお願いいたします。

さて、今回はシールができるまでの工程をご紹介します。
シールといえば、子供用のキャラクターシール・商品説明ラベル・注意喚起表示ラベル・ラッピング用シールなど身近に多く利用されていますが、製造工程についてはご存じない方が多いのではないでしょうか?今回の記事で少しでもシールの製造工程について知っていただけたら、弊社社員として嬉しく思います。 
◆版作成
まず、お客様のイメージ通りのデザインに校正をし、版と呼ばれる型を作成し、ご依頼の印刷内容を反映させます。
版は1色に対し1つ必要になるため、印刷に3色使用されている場合3つの版が必要となります。版に汚れや異物が付着していると印刷に反映されてしまうため、念入りにチェックを行って印刷工程に引き継ぎます。
版作成担当によると、版の仕上がりで印刷の出来が8割決まるといわれており、大変なプレッシャーだそうです(笑)。
◆印刷
作成した版を機械にセットし、淡い色から順に印刷していきます。濃い色の影響を受けないようにするために、淡い色から印刷しています。温度や湿度によってインクの硬さが変化して色の出方が変わるため、微調整を行いながら見本通りに色を再現するのがオペレーターの腕の見せ所です!
◆チェック
印刷が正確に行われているか、以下5つの工程にてチェックを行います。
それぞれの工程で、認定を受けた専門の検査員が厳しいチェックを行っております。
ラベルは身近で気軽に使用してきたものだったため、「こんなに厳しい検査を経て出荷されるものなんだ!」と入社当時は大変驚きました。
①印刷内容の確認
ラベルがデザインデータと相違なく印刷されているか、専用のソフトで確認します。
②色の確認
色が見本通りに発色されているか、色差計にて確認します。
③位置ずれや印刷抜けの確認
位置ずれや印刷抜けなどが発生していないか、ポジフィルムと呼ばれる製品とまったく同じ印刷をしたフィルムを重ねて確認します。
④専用検査機にて全数検査
①~③の抜き取り検査に加え、最終工程として専用のラベル検品機にて全数検査を行います。ゴミの付着やラベルの抜け、印刷欠けなど、細かい不具合も見逃さず、不良品の排除を行っております。
⑤寸法測定
より細かい精度での寸法管理が求められるラベルにつきましては、画像測定機にてmm単位での寸法公差測定を行い、寸法が基準値内か確認します。
◆出荷
厳しい検査を合格したラベルを丁寧に梱包し、お客様へお届けします。


以上のように、サニー・シーリングではいくつもの工程を経て出来上がった高精度・高品質なラベルを、お客様のもとへお届けしております。
ラベルのご用命、ご質問などがございましたらこちらからお気軽にお問合せくださいませ。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。 
 

弊社開発品『超低温ラベル』のご紹介

2020-12-24
カテゴリ:製品紹介
皆さんこんにちは。開発係のAです。
今回も当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今年も残すところあと数日となりましたね。2020年はどのような年でしたか?
皆さんにとって2021年がより良い一年になることを願っております。

第3回目となる今回は、弊社開発品の紹介をしたいと思います。
今回ご紹介する開発品は『超低温ラベル』です。
超低温ラベルとは、その名の通り"超"がつくほどの低温環境下で使用可能なラベルです。

バイオ・メディカル部門の各種細胞・組織などの検体は、保管や管理のために-196℃もの低温環境にさらされます。従来のラベルでは、その低温環境下では剥がれ落ちてしまうため、ラベルで検体情報の管理を行うことが困難でした。しかし、手書きでの検体管理となると、取り違えや読み間違えなどのヒューマンエラーが起こる可能性があります。


そこで、弊社独自の技術で超低温ラベルの開発にチャレンジ。試行錯誤を繰り返し、数年の開発期間を経て完成いたしました。
♦超低温ラベルの特長①
熱転写プリンタへ対応

超低温ラベルは、熱転写プリンタに対応しており1次元バーコード(Code128、Code39など)や2次元コード(QRコード、データマトリクス など)を印字可能となっております。
バーコード管理ができるようになれば、ヒューマンエラーの心配がなくなり、より安全に検体管理が行えるようになります。
♦超低温ラベルの特長②
結露に強い

一般的なラベルを超低温環境下に投入し常温環境へ戻すと、結露により剥がれ落ちてしまいます。それに対して弊社の超低温ラベルは、液体窒素による凍結状態から結露させてもラベルの剥がれは発生せず印字情報も消えないことを確認しています。
完成するまで何度も試作を繰り返し、寒い思いをしながら何度も極寒の環境で試験を繰り返した製品ですので、完成しさまざまな医療・研究機関で当製品が活躍している現状に大きな喜びを感じています。
超低温ラベルにご関心がございましたら、ぜひお気軽にお問合せくださいませ。
超低温ラベルの詳細はこちら
今回も読んでいただきありがとうございました。
次回もぜひよろしくお願いいたします。
◆試験の様子
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